2012年12月29日土曜日

電子マネーでライフリングを作る提案

 経済が停滞するのは、お金を稼ぐばかりで使わず、タンス預金
などでお金の循環がないからだ。

 雇用を増やしても消費しなければ、売れないゴミが増えるだけ
で、仕事の能力がない人を無理やり働かせれば、欠陥商品や欠陥
サービスで健康被害が出る。

 消費という後方支援がなければ、前線で戦う世界の企業競争に
は勝てない。

 そこで「ライフリング」というお金を循環させる仕組みにして
はどうかと考えた。

 ライフリングというのは、お金が常にぐるぐる回って、循環し
ているリングのようなものがあり、お金がすぐに必要な人が電子
マネーにチャージする。(チャージしても使わないお金は、ライ
フリングに戻る。もちろん現金化はできない)
 その電子マネーで商品やサービスを購入する。
 商品やサービスを売った会社の利益も一旦、ライフリングに戻
り、給与や設備投資でお金が必要になった時、ライフリングから
電子マネーにチャージして支払う。
 チャージと支払いを読み取り機に入れると同時にして、電子マ
ネーには、自分(会社)がいくら稼いだか、いくら使ったかなど
の履歴だけを残す。
 こうすることで電子マネーを盗まれたり、改ざんしても意味が
なくなる。また、すべての人が一度にすべてのお金をチャージし
ても混乱なく処理できる。(電子マネーはチャージできる金額に
上限があり無理なのだが、数値だけの移動なので簡単に増やせる)
 そもそも、そんなことが起きるのならタンス預金をする人はい
ない。

 手元に現金は残らないが、自分の評価にはなり、優越感に浸れ
る。(ゲームのハイスコアを記録するようなもの)

 こうして、すべての人がライフリングにタンス預金をするよう
にすれば、死蔵されるお金がなくなり、お金の心配をすることが
なくなるので、自分のやりたいことに専念でき、文化、文明の発
展につながる。

 銀行の長い間、引き出されない預貯金などもライフリングに入
れればいい。

 電子マネーの読み取り機を設置する場所を限定することで、内
需拡大にしたり、不正流通を防止したりもできる。

 ※これは以前、問題になった「円天」という詐欺とは違い、自分
のお金が増えたりはしない。
 もともとお金は、物々交換をする時、欲しい物がないと、一旦
交換する道具でしかなかった。それが、権力や地位という価値と
結びつき、お金をたくさん集めれば裕福という詐欺で使う道具と
なった。
 例えば、金づちをたくさん集めて犬小屋も作れない人と、1本
の金づちで城が造れる人とでは、どちらが有効に金づちという道
具を使い立派な人かはすぐにわかるはずだ。
 ライフリングは、お金を原点に戻そうとするもので、お金とい
う道具を有効に使える、あるいは必要な人こそ利用すればいいと
考えたものだ。